テレアポで情報収集を行う場合ですが、
トークを作成する場合は、
『限定質問』を活用しましょう!
限定質問(クローズドクエスチョン)と拡大質問(オープンクエスチョン)
このような言い方をします。
少し解説します。
限定質問(クローズドクエスチョン)とは、
お客様の回答を限定する質問です。
例:「野球と言えば大リーグですよね!」
このように聞かれると、大リーグかそうでないか(YES/NO)のどちらかを回答します。
使い方は、だいたい下記の4パターンあります。
・YES・NOを判断してもらう質問
(例:野球は巨人ですよね。)
・数を答えてもらう
(例:何回線ご利用ですか?)
・選択させる質問
(例:黒と白どちらが良いですか?)
・同意を促す質問
(例:工事は来週でよかったですよね。)
こういう質問の仕方を限定質問(クローズドクエスチョン)と言います。
拡大質問(オープンクエスチョン)とは、
相手の回答を限定せずに、自由に回答してもらう質問です。
例:「野球に関して、どう思われますか?」
このように聞かれれば、自分が思っていることを、回答できます。
使い方は、下記の3パターンあります。
・自由に答えてもらう質問
(例:最近どうですか?)
・テーマを絞って考えを聞きだす質問
(例:J-SOX法導入に関して社長はどのように対応を考えられているのですか?)
・本音を聞きだす質問
(例:それは、なぜですか?)
詳しく知りたい人は、下記確認ください。
https://cotucotu.com/129/
売れる営業マン育成マニュアルで詳しく解説してあります。
次に、お客様にNOを貰わない質問を作成するコツです。
実は、限定質問では、YESを貰うという以上に、『NO』を貰わない。
と言うのが重要な要素に成ります。
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商談の前段では、OUTを非常にもらいやすいですが、
限定質問をうまく使うことで、『NO』と言われないような
組み立てにシナリオを作りこむことができます。
例
通常
「今お使いの電話機の件でお電話差し上げたのですが」
限定質問付
「今お使いの電話機の件でお電話差し上げたのですが
お客様のところもNTTでご利用頂いてますでしょうか?」
通常
「やるやらないは別としてお話しだけさせて頂いていたのですが」
限定質問付
「やるやらないは別としてお話しだけさせて頂いていたのですが
社長のところでも光回線をご利用頂いてますよね?」
どちらの場合が、「NO」と言いやすいでしょうか?
限定質問が最後に付いていると、それに対して答えたくなりませんか?
「NTTだよ」
「もう使ってるよ」
それで、NOと言われずに商談を続けられるのです!
さて、情報収集を行う場合です。
この場合は、単純に限定質問を使うのではなく、
語尾に「ね」を付加する同意話法を付けた方がより効果的です。
例えば、お客様がご利用に成られている
電話機のメーカー・年数・台数・回線数を情報収集したい場合に、
普通に聞いた場合と、「ね」を使って同意話法で聞いた場合を比べてみましょう。
*普通に聞いた場合
「お客様がお使いの電話機はどちらのメーカーでご利用ですか?」
「お使いの年数は何年ですか?」
「お使いの台数は何台ですか?」
「お使いの回線数は何回線ですか?」
*断定話法を活用した場合
「お客様もNTTの電話機をご利用頂いてますよね?」
「皆さん、もう3~4年はご利用と言われますが、お客様もそうですよね?」
「だいたい、5~6台ご利用のお客様が多いのですが、お客様もそうですよね?」
「そうしますと、お客様も外線数は4回線ご利用に成ってますよね?」
このようになります。
文章で見ると、普通の方が、シンプルで良いように感じられる方も多いでしょう。
でも、実際にテレアポで、普通に質問しますとどうなるかと言いますと、
「何で、そんなことを言わないといけないんだ!」と99.9%成ります。
なぜなら、質問攻めにあっている印象を受けるからです。
ところが、断定話法を活用しながら質問をした場合、
お客様は、それに対して、同意または違います。
つまり、YES、NOを返すだけなので、簡単なのです。
テレアポでは、データベース構築が重要だとお話ししましたが、
その場合には、限定質問と同意話法を駆使することが、
上手く行くコツとなります。