確率を上げる
【営業=確率】です!
野球などと同様に、打席数、打率などをプロとして計測して、
1%だけでも確率を上げるための努力をし続けるのです。
たとえば、電話でアポを取る場合に、
「いつならよろしいですか?」「いつがご都合よろしいですか?」とやってしまいがちです。
これも、【禁句】です!
テレアポは、こちらの都合で組むものです。
明日の3時の枠が開いていたら、
そこに入れ込むようにする。
また、お客様にとって、営業電話などというものは、
「よろしい?」と聞かれたら、
「よろしくない!」と答えたくなる類のものです。
だから、そういう場合は、
「明日の3時はいらっしゃいますか?」と「いる」か「いない」かを確認します。
「います」と言われたら、「それではお伺いさせて頂きます。」でOKです。
たったこれだけですが、これでアポ率が変わります。
ほんの少しが非常に重要になって来るのが営業なんです!
だから、不用意に禁句を使うのはNGなんです。
ぜひ、肝に銘じて欲しいものです。
さて、『禁句』とは、「NO」を生み出しやすい言葉です。
・忙しいところ…「忙しいと思ってるなら来るな!」
・お手数ですが…「手間をかけてんじゃねぇ~!」
・夜分遅く…「分かってるなら遅く来るな!」
・高いですよねぇ…「そう思うなら安くしろ!」
・たいしたことない…「そんな商品を売るな!」
このように、NOが出やすいわけです。
もちろん100人中100人がそんなNOは言わないです。
ただ、心の中でそういうイメージをさせてしまいやすい言葉です。
全部が【言い訳】なんです。
言い訳しながら営業活動をしてしまっています。
これは、先週の話しした「罪悪感」に端を発した言葉です。
普通の仕事ではそういう言葉は言わないものです。
佐川急便のお兄ちゃんが、いちいち配達しながら、
「お忙しいところ」っていいますか?
パン屋のご主人がパンを買いに来た人に、
「お手数ですが」って言ったり、「高いですよねぇ」って言いますか?
最近、高級食パンが流行っていますが、
「高いですよねぇ」「たいしたことない」なんて、店員は一切言わないです!
理由は、罪悪感も無いし、仕事だからと思ってやっています。
にもかかわらず、営業マンだけは、言い訳しながら仕事をしています。
おかしな話だとは思いませんか?
『余計な事は言わない!』
黙れない営業マンッて非常に多いです。
「黙る=間」この沈黙が怖いんです。
何か言わないといけないと、不用意な言葉を連呼します!
情けない話です。…
これは、沈黙が断り文句を生むような変な誤解をしているからです。
こんな黙れない人は、話し続けるので、
お客さんが断るタイミングを待っているのです。
そして、営業マンが間を開けた瞬間に、
やっと黙ってくれたと断るので、
「黙る=断られる」という誤解を経験上感じているのです。
間違った認識です。
正しくは、
『黙る=考えさせる』です。
相手が話し続けていると、人間は話を聞くことに集中して、
考えることが出来ないです。
そこで、適度な間を開けながら会話をすると、
その間で考えることが出来ます。
考えさせるために適度な間を与えるのです。
ただ、考えの中には「断る」という考えもありますので、
不要な間を与えてはダメというだけです。
例えば商談の初期は断られやすいので、
間を与える時には質問系にします。
「LEDの件ですが、」で間を開けると、
「間に合ってる」「要らない」と言われます。
「LEDの件ですが社長のところはLEDを導入されましたか?」で間を与えると、
「導入した」「まだ」という質問に対する返答が出ます。
人間は、言葉に反応するからです。…
常に、営業は確率をほんの0.1%だけでも
あげることを考えて行動する。
これが、非常に重要です。
間違っても不用意に「禁句」を言ってはダメなんです!